イチゴの新品種「章姫」

章姫栽培の技術情報

 高品質、多収が特長の「章姫」ですが、今まで栽培されてきた他品種とは少し違った管理が必要です。
「章姫」の持つ連続出蕾性、大果性、高糖度などの特長を充分に発揮させるための栽培技術を紹介します。

■萩原貞夫先生の栽培ポイント


2001.11.8 「21世紀イチゴ塾」で講演中の萩原貞夫先生

 萩原貞夫先生は、故萩原章弘氏の恩師でもあり、章姫の生態を一番理解されている方です。いちご関係の生理に特に詳しく、生理的に見て章姫は他のいちごとは違うのでそれなりの管理をするよう提唱されています。
ベテラン栽培者の皆様は御存知の方も多いと思います。著者に「いちごの作型とつくりかた」と「いちごのハウス栽培」があり、栽培技術の普及にご活躍されています。
ご紹介する内容を充分に理解して高品質、多収を実現して下さい。

2002年1月12日更新:「章姫の中休み現象を見直す」「章姫の晩秋から初冬の温度管理」「章姫の栽培と地温」を追加しました。:応用技術「炭酸ガスの施用のために」「苺に対する電照とは」を追加しました。


章姫の栽培(基本)
 1.章姫の大果多収のために
 2.イチゴと水の管理
 3.章姫の草勢と温度管理
 4.苗株の芯止まりを起こさせない
 5.章姫の苗作り
 6.苺の生育診断とは 

応用技術
 1.炭酸ガス施用のために
 2.苺に対する電照とは 

 


ビニール被覆後の管理
 1.ハウス内温度は葉の動きを支配する
 2.章姫の摘果(花)は収穫の連続性を
   支える
 3.章姫の収穫中の休み現象を軽減する
 4.章姫の中休み現象を見直す
 5.章姫の晩秋から初冬の温度管理
 6.章姫の栽培と地温