ボタニガードESの主成分であるボーベリア・バシアーナはかびの仲間であるため、殺菌剤や一部の殺虫剤などとの混用や近接散布で影響を受けることがあるので注意が必要です。
現時点で判っている他剤の影響については以下の通りです。
表示
|
影響の度合
|
◎
|
0〜25%
|
○
|
25〜75%
|
△
|
75〜90%
|
×
|
90〜100%
|
殺虫剤の影響
商品名
|
影響
|
商品名
|
影響
|
デナポン水和剤 |
×
|
パダン
|
◎
|
スミチオン乳剤 |
×
|
マラソン
|
◎
|
ケルセン |
◎
|
ランネート
|
◎
|
エルサン |
◎
|
オルトラン
|
◎
|
カルホス |
◎
|
ダーズバン
|
◎
|
スプラサイド |
◎
|
マブリック
|
◎
|
ダイアジノン |
◎
|
ハイベニカEC
|
◎
|
DDVP |
◎
|
テルスター
|
◎
|
オマイト水和剤 |
◎
|
マリックス
|
×
|
ディプテレックス |
◎
|
オサダン
|
◎
|
エカチン |
◎
|
デミリン
|
◎
|
ジメトエート |
◎
|
|
|
殺菌剤の影響
商品名
|
影響
|
商品名
|
影響
|
ダコニール
(散布前後3日◎) |
×
|
ロブラール(×1000) |
×(2日)
|
ダイファー
(散布前後4日◎) |
×
|
オキシンドー(×1000) |
○
|
ダイファー(×1000) |
○
|
ルビゲン(×1000) |
○
|
ベンレート(×1000)
(×3000では○) |
×
|
バイコラール(×1000) |
○
|
トップジン(×1000) |
△
|
パンソイル乳剤(×1000) |
○
|
ジマンダイセン |
×
|
オーソサイド(×1000)
(散布前後4日◎) |
△
|
ジマンダイセン(×1000) |
○
|
バイレトン(×1000) |
△
|
スミレックス(×1000) |
○
|
トリフミン(×1000) |
△
|
カスミン |
◎
|
タチガレン(×1000) |
△
|
有機銅 |
◎
|
アントラコール(×1000) |
×
|
水酸化第二銅(×1000) |
◎
|
サプロール(×1000)
(3000倍で○、散布前後2日◎) |
×
|
イオウフロアブル(×1000) |
◎
|
アミスター |
×(4日)
|
デランフロアブル(×1000) |
◎
|
ラリー |
×(2日)
|
混用して2週連続で散布した場合の影響
商品名 |
影響 |
サルバトーレME |
△ |
スミブレンド |
△ |
ダコニール |
◎ |
トップジン |
◎ |
ボトキラー |
◎ |
リドミルMZ |
◎ |
室内試験では影響が強くでる薬剤も実際の圃場で混用して2回連続(1週間おき)散布すると影響が弱まるようです。このことからも散布は複数回が基本といえます。
薬害
ボタニガードESはオイル製剤のため、過剰な複数回散布などで薬害が見られる場合があります。散布にあたっては次の注意事項を守ってください。
1.幼苗期の使用は避けてください。
2.連続散布回数は4回以内にとどめてください。
3.高濃度での使用は避け希釈倍率は厳守してください。
薬害の症状は散布後、3〜4日程度で現れるため、3〜4日後に状況を観察、薬害らしきものが観察された場合には使用を一時中断してください。(この段階では実害を出すほどの薬害は出ません)
|
|