遮光剤の使い方

レディゾルFAQ (レディソルについてよくある質問をまとめてみました)

 目次

1.レディソルって何?
2.どうやって使うの?.
3.効果はどのくらい持続するの?...
4.どんな効果があるの?...
5.曇りの日はハウスが暗くならないの?...
6.果実の着色は悪くならないの?...
7.ビニールの再生には問題ないの?...
8.土壌消毒の被覆に処理したビニールを使いたいけど...
9.レディソルを希釈した液はどのくらい保存できるの?


 レディソルって何?

 レディソルはペイントタイプの遮光剤です。水に溶いて噴霧器で散布することにより、直射日光を遮りハウス内の温度を下げることができます。

 どうやって使うの?.

 レディソルは水に希釈して動噴でハウスに吹き付けます。
 希釈割合はレディソル1に対して水を5〜6程度にします。
 標準では50Lの水にレディソルを1缶入れてください。

 効果はどのくらい持続するの?...

 水50Lにレディソルを1缶の割合で希釈した場合、遮光効果は約3ヶ月持続します。
これ以上薄くすると持続効果は短くなり、逆に濃くすると長くなります。

 どんな効果があるの?...

 レディソルを散布することにより、ハウス内温度が3〜4℃、イチゴ果実の表面温度が 7〜11℃下がります。
 これにより春先の作業の快適化、また収穫時や選果時の「手ずれ」による果実品質の 劣化を防ぎます。 また予冷する際も、高い温度の果実を冷やすよりも、低い温度の果実を冷やすほうが品質が悪くならないと言われています。

 曇りの日はハウスが暗くならないの?...

 曇天時に遮光していると、ハウス内が暗くなるのではないか?というご質問を受けますが、レディソルを処理したハウスは、レディソルの乱反射によりむしろ明るく感じます。

 果実の着色は悪くならないの?...

 レディソルを処理したハウスは、直射日光が遮られるので着色スピードは若干遅くなることが考えられます。 しかしこれは気温が上がり、収穫に追われる春先にはプラスに働くものと考えます。 着色が遅れることで果実が充分肥大するまで収穫を遅らせることができ、結果として増収につながります。
 したがって処理時期は春先の気温が上がる頃に限定してください。 冬期間にレディソルを処理すると着色不良を招く恐れがあります。
 異常気象などで長期間曇天や雨天が続いた場合は、この限りではありませんので、レディソルクリーンで皮膜を除去することも検討してください。

 ビニールの再生には問題ないの?...

 レディソルは約3ヶ月経過すると、徐々にその皮膜が落ちていきます。したがってビニールを処理する頃にはほとんどのレディソルは残っていないと考えます。有効成分は炭酸カルシウムが主体なので、若干のレディソルが残っていても問題はないかと思われます。

 土壌消毒の被覆に処理したビニールを使いたいけど...

 レディソルは約3ヶ月経過すると、徐々にその皮膜が落ちていきます。したがって土壌消毒をする時期にはほとんどのレディソルは残っていないと考えますが、太陽熱消毒などビニールが透明なほうが望ましい場合、若干の問題があることも考えられます。またレディソルが落ちきっていない場合は、残った皮膜の粉立ちも予想できます。その際はレディソルクリーンで皮膜をあらかじめ落とすなどの対策が必要かもしれません。

 レディソルを希釈した液はどのくらい保存できるの?

 レディソルを水に希釈するとレディソルの主成分を包んでる高分子ポリマーが少しずつ分解を始めます。 したがって、最初のうちはそうでもないのですが、日が経つにつれて沈殿物が多く見られるようになります。 何日も日数が経った希釈液を散布することは可能ですが、そういった場合にはレディソルの持続効果が短くなります。
基本的には希釈した液はその場で使い切ってください。


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更新日 : 2002/03/30 .